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校長室便り「みどり」


継承と創造



 本校は、今年10月12日(火)に創立77周年を迎えました。
 当日は中間テストの初日でしたが、これまでの本校のあゆみを振り返り、初代・先代の理事長先生を始め、卒業生や当時の教職員、保護者の皆様方の尊い努力に感謝するとともに、これからの本校の在り方や宮崎学園の生徒としての在り方について考える機会となるよう、4限目、第1体育館で「宮崎学園創立77周年記念式典」を行いました。

  本校は、昭和14年、宮崎市大工町に宮崎女子商業学院・宮崎高等裁縫女学校として開校し、この77年間に、40,149人もの卒業生が巣立っていっています。
 77年の間、脈々と受け継がれてきた本校独自の礼法教育は、建学の精神である「礼節・勤労」を具現化する取組であり、本校教育の理念そのものです。

 「礼節」は、自他を尊重する精神であり行為です。だから、その所作には美しさが宿るのです。
 「勤労」は、意を尽くし力を尽くして努力することを大切にする精神であり行為です。だから、その行いには誠実さや向上心、信頼が生まれるのです。

 どのように社会が変わろうとも、どのような時代が訪れようとも、この「礼節・勤労」の精神は普遍のものです。
 宮崎学園生として誇りを持ってこれらの取組を継承していくとともにこれからの新しい歴史と伝統を創造する自覚と意欲に満ち溢れてほしいと伝えたところです。




 特に、「地道な努力を厭わない」「素直な気持ちで聴く」「いつでもどこでも誰にでも爽やかな挨拶をする」の三つの取組については、生徒たちの一層の取組を期待したいものです。

   「小さなことができる人は 大きなことができる人」と言われます。
 地道な取組の継続が「習慣」となり、その「習慣」が「伝統」となるのです。

 私たち教職員も、本校の伝統の継承と創造に努力する生徒たちを精一杯支援するとともに、「礼節・勤労」の精神を持った学園人として、一人の大人として、一人の社会人として、生徒たちとともに本校の発展に鋭意努力してまいります。今後も御支援・御協力をよろしくお願いいたします。

校長室便り

また、式典では、生徒会長の濵上梨花さん(2年)が、生徒を代表して「宮崎学園生としての自覚と誇りを胸に、みんなで力を合わせて新たな宮崎学園づくりに取り組みましょう」と決意を述べてくれました。

以下、濵上さんのあいさつを紹介します。

 本校は、今から77年前、昭和14年に大坪資秀先生により「礼節・勤労」の建学の精神のもと、この地に誕生しました。変化する社会情勢の中で、女子校から共学へ、そして中学校設立と変化し、今日に至っています。
 ちょうど半分の高校生活を終えた私は、この学園での学校生活にいとおしさと誇りを感じるようになっています。
 それは、礼法の授業や修練実習を行う中で、先輩方から脈々と続いている伝統を今度は自分たちが次に繋いでいるのだと認識し、実感できているからだと思います。
 建学の精神である「礼節・勤労」は、今後の私の人生の基盤となり、自ら考え行動することの大切さを教えてくれることでしょう。 また、校訓である「強く・明るく・優しく」の柱は、私が迷ったとき心を強くしてくれています。
 将来、この学園を巣立ち、社会に出るとき建学の精神と校訓は、私たちを大きく羽ばたかせくれることでしょう。
 77年目のこの一年を先輩方に負けぬよう精一杯過ごし、これからの後輩たちに受け継いでいけるよう、全校の皆さん、ともに頑張っていきましょう。


 生徒会長の濵上さんの力強いメッセージに、全校生徒の心は一つになりました。


 また、毎年、創立記念式典にあわせて、もう一つ式を行っています。
 生徒昇降口の東側に「永久に 安らかに」と刻まれた記念碑があるのを御存知でしょうか。
 これは、大平洋戦争等で犠牲になられた多くの本校生徒さんや先生方に対する鎮魂の碑です。
 生徒を代表して生徒会役員が参加し、心静かに献花式を行いました。



 今、私たちが本校でこのように学ぶことができるのは、多くの方々の尊い努力のお陰であることを 心に刻みながら、自らのなすべきことに誠意をもって取り組みたいと念じた創立記念日でした。





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