校長室便り
令和6年度 校長室便り①
- 2024年04月15日
- 校長室便り
令和6年度 第1学期 始業式 校長あいさつ
みなさん。おはようございます。そして、進級おめでとうございます。
さて、3月の終業式の挨拶の中で、令和6年度から、宮崎学園の新たな教育の形が始まることをお知らせしました。週5日制での学校生活、45分での質の高い授業、放課後の個々の生徒に応じた学びの保障などです。これらを実現するために、先生方は多くの準備をして、新年度を迎えています。あとは、生徒の皆さん一人ひとりが、気持ちや考え方を新たに、意識を高くもち、学習活動や部活動、学校行事に取り組んでくれること期待しています。
そこで、今日は、私から、生徒の皆さんが、令和6年度のスタートである今日から、特に取り組んで欲しい3つの目標(行動)を掲げたいと思います。
それは「自考」・「自学」・「協働」の3つです。「自考」は、自分でしっかり考える。じっくり考える。そういった習慣を付けて欲しいと思っています。学習で言えば、課題や問題に臨む際に、分からいと思って、すぐに答えや解説に頼ったり、部活動や学校行事で活動する際も、ただ単に行動したりするのではなく、まずは、自分の頭でしっかり、じっくり考える。その習慣を身に付けて欲しいと思っています。
もう一つの「自学」は、自分で集中して学ぶことができる。これは学習のみならず、部活動などの活動において、環境や周囲に影響を受けず、自分の学習状況や自分の活動状況を客観的に見つめ、自分自身の学習や練習を進めることができるようになって欲しいと思っています。
私自身のこれまでの経験を踏まえると、今言った「自考」・「自学」である2つの習慣を身に付けることができた生徒は、自分の進路実現や活動などでこうありたい自分へ半分以上は近づいていると思っています。進路や活動において目指す目標の50%以上を達成できているということです。ぜひ「自考」・「自学」することに努めて欲しいと思います。
そして3つ目の「協働」です。先の2つは、君たち一人ひとりの意識を変えることや、行動を変えて習慣化することで確立することができます。「協働」は、多様な他者の価値観に触れて、多くの人々と対話し、共に行動することを、恐れずに取り組んで欲しいと思います。探究的な学びもそうですし、部活動、委員会活動、学校行事の実行委員会、または学校外活動など、様々な人と協働することで得られる価値を広げて欲しいと思っています。「協働」していくことが、先の2つである「自考」「自学」に、良い影響を及ぼして、深い学びへと繋がっていくと考えています。
繰り返しになりますが、「自考」・「自学」・「協働」を今日からの学校生活の中で、常に意識して生活して欲しいと思います。
ここにいる4つの学年の生徒一人ひとりが、「自考」・「自学」・「協働」を実現していくことで、10日に入学してくる新入生たちも、君たち一人ひとりの言葉や行動をみて学んでくれると思いますし、新たな教育活動のスタートそして充実につながり、延いては宮崎学園中学校・高等学校の新たな学校づくりになっていくと考えます。
よろしくお願いします。そして、私も含めて、お互いに頑張りましょう。以上で、令和6年度第1学期の始業式の挨拶とします。
令和6年4月8日(月)第1体育館にて