校長室便り
令和6年度 校長室便り③
- 2024年06月07日
- 校長室便り
令和6年度 PTA総会 学校長挨拶
Ⅰ 教育目標
○ 建学の精神「礼節・勤労」を基調にした豊かな人間性の育成
昭和14年の創立から続く「礼法指導」は、現在でも時代の変化に対応しながら、人としての在り方、生き方、考え方の基礎・基本を育む指導として継続しています。
入学時から卒業までの礼法指導で、社会人として求められる資質や能力を身に付けています。
○ 全生徒の学力向上
総合的な学力、試験やテストで計ることのできる教科の内容の知識、技能等を指す「見える学力」と、計ることが難しい忍耐力や集中力、学びに向かう姿勢や意欲といった「見えない学力」を同時に育むことを基本として、全生徒の学力の向上を目指しています。
○ 地域社会への貢献と国際社会で活躍できる人材の育成
宮崎県内唯一のユネスコスクール認定校として、取り組みを学校全体へ広げながら、日本のみならず世界と繋がっていく活動を進めていきたいと考えています。
生徒ひとり一人が、日頃な学校生活や社会活動の中で、SDGsの実践や自己の生き方を高い意識のもと、考え、実践できるよう支援していきたいと考えます。
Ⅱ 指導方針
1 授業、学校行事、部活動等、全ての教育活動において生徒と教師が共に学び、建学の精神「礼節・勤労」を生活 の中で確実に実践することを通して、豊かな人間性を育む。
授業を大切にしながら、あらゆる学校教育活動において生徒自身が自ら活動できる力の育成とともに、多様な人々と協調しながら、協働できる力を育成します。
2 学習指導においては、各教科の目標及び年間指導計画に基づいた指導の中で、知識・技能の確実な習得と共に、主体的で対話的な学びを展開し、思考力・判断力・表現力等を育成することで、生徒個々の進路実現へ向けて丁寧で積極的な支援を行う。
一斉授業や探究的な学びに留まらず、「自分で考え、自分で学ぶ」力を育成するため、生徒ひとり一人が、自分で立てた計画に基づき、時には改善・変更を加えながら、学びを進めていく環境を整え、「自考、自学」を目標に掲げ、学校の教育活動全体で学びの質の充実と向上に努めます。
3 社会や地域の課題に関心を持ち、それらの解決へ向けた課題発見・解決学習や探究的な学びを充実させると共に、ICT機器等を活用して、個別に最適な学習を行ったり、協働的な学びを深めたりする教育を推進する。
生徒個々が自らの意志で学び続けることができるよう、生徒個々のペースや学びの状況に応じて、ICT機器を適切に活用するなど個別の学びを推進します。
さらには、集団の中で多様な価値観に触れたり、お互いの考え方を表現したりすることで、社会性を育むことやリーダー性を培うことができる協働的な学びについても、個別の学びとを適切に組み合わせながら、生徒の総合的な学力向上に努めます。
4 生徒指導においては、生徒ひとり一人を大切にしながら、厳しさと優しさを併せもった指導を行うと共に、礼法指導の充実により、学校生活の基本的な姿勢を確立し、社会人としての基礎・基本を培う。
定期的な面談や日頃の声掛け、生徒と教師の会話する機会を充実させ、生徒ひとり一人の状況を踏まえ、生徒のより良い成長につながるよう丁寧な指導に努めます。
特に、礼法指導の継続により、社会人としての基礎・基本を身に付けることができるよう、様々な教育活動の場面での実践に努めます。
5 学校内外における生徒の主体的な活動を支援し、協調性や独創性、自立心や向上心と共に、地域社会に貢献しようとする気概等、次代を担う有為な人材に求められる資質や態度を育む。
学校内での学びに加え、地域や社会活動へ積極的に参加できるよう支援するとともに、ミヤガクの生徒として誇りある言動ができるよう指導の充実を図ります。
6 様々な国や異なる世代の方々との交流を通し、自分の考えや思いを相手に伝えると共に、文化・習慣等の異なる多様な人々の考えや価値観、立場を尊重する態度を育成する。
県内唯一のユネスコスクール認定校として、グローバルな視点に立った活動等を学校全体で取り組むことができるよう努めていきます。
また、学校外で活躍する方々の講演会等を企画したり、招聘した授業等を実施したりすることで、生徒を多様な価値観に触れさせ、日本のみならず国際的な視点で思考できる生徒を育成する教育を進めていきます。
7 保護者への適切な情報提供に努めると共に、保護者からの相談に対しては誠意ある対応を心がけ、保護者等との信頼関係を構築する。
計画的に三者面談等を実施することで、生徒の成長にとって必要な情報の共有を行い、保護者と教員が連絡、連携が密になるよう努めます。
また、学校カウンセラーやソーシャルワーカーとの連絡を密にし、幅広く多角的な視点から生徒の成長に必要な情報収集や適切な指導・助言できるよう連携を図っていきます。
令和6年4月27日(土)