校長室便り_archive
校長室便り③
- 2023年06月20日
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高校総体や中学校の地区大会が終了しました。高校総体では、全国大会(インターハイ北海道大会)へ女子ハンドボールが出場します。女子サッカーは準優勝で、あと一歩のところでした。決勝では、聖ドミニコ学園に、延長まで持ち込み1対1の同点、PK戦で惜敗となりました。まだ、若いチームなので選手権や来年からが楽しみです。
陸上競技部では、3年の年増悠那さんが女子100mハードルで優勝、他の種目でも多くの入賞を果たしました。水泳では2年の中武美優さんが女子100m、200m平泳ぎで優勝しました。地区中体連では、バドミントン、テニス、水泳が県大会へ出場することとなりました。上位大会でも、それぞれの活躍を祈っています。 また、上位進出はならなかったものの多くの部の生徒たちが、必死に粘り強く競技に臨んでいたという報告を聞き、まさに“宮学魂”で最後まで戦い抜いたことを称賛したいと思います。さらには、これまでの部顧問である先生方のご指導に感謝いたします。
さて、先日、中学校では、6月9日に立志式が行われました。また、高校では、6月17日に3年生進路説明会が開催されました。 立志式記念文集「立志の誓い」の冒頭で、「我、世に生を得るは、事を成すにあり」という坂本龍馬が残したとされる言葉を引用して、「人にはそれぞれに何らかの使命があり、役割があるとともに、その人にしかできない何かが必ずある。あなたにもあなた自身にしかできない何かが必ずあります。」とお祝いとともに激励を述べました。
また、進路説明会で使われる「進路のしおり」の巻頭言では、「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌を引用しました。これは親鸞聖人が9歳の時、仏門に入る決心をして、入門のお願いで天台座主の慈円の所を訪れ、既に夜中になっていたため、慈円から「今日は、夜も遅いので、明日の朝になって得度の式をあげましょう。」と言われ、その時に聖人が詠んだ歌と言われています。この歌の意は「今は美しく咲いている桜も、明日見ることができると安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない。」ですが、このことから、聖人は「明日やればいいと思ってはいけない、明日やれない場合もある。だから、今が大事である。」ということを考えていたのでしょう。 進学、就職の試験勉強も同じで、「明日やればいい」とか「今度やろう」とか考えないで、今を大事にして学習することが大切であることなどを述べたところです。
高校3年生も、いよいよ進路実現へ向けてのスタートです。教職員一丸となって支援していきたいと考えています。
令和5年6月19日
校長 押 方 修
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