校長室便り_archive

校長室便り④

  • 2023年07月31日
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 第1学期が終了しました。

 終業式前に高校総体後の表彰を行いましたが、運動部、文化部を問わず多くの賞状等を、私の代読ですが、全生徒の前で披露することができました。また個人の活動でも多くの表彰を受け、個々の生徒が自分の学びを深めていることを改めて認識させられたところです。その中でも高校3年生の朴くんの英検1級合格は、目を見張る個人成績ではないかと思っています。その後、全国高校総体に出場する女子ハンドボール部の壮行式も行われ、主将の力強い決意と生徒会長の胸が熱くなる激励のあいさつがありました。全国大会で活躍して宮崎学園の名前をとどろかせてほしいものです。

 さて、終業式の校長挨拶では、SNSに潜む考え方の偏向性について、話をしたところです。成長過程である生徒たちが、今の自分の思いだけで、偏った世界や情報のみを享受するのではなく、新しい価値観に触れたり、新たな人と出会い対話したりすることで、自分の今の興味・関心を再構築することが大切であることを話したところです。久しぶりの大坪記念ホールでの終業式(中学生は教室にてリモート配信)でしたが、生徒たちは真剣な眼差しで、私の話を聞いてくれていました。

 さて、本学が誕生して84年目、そして宮崎女子高等学校から宮崎学園高等学校と名称とし男女共学がスタートして21年目になる今年、夏の全国高等学校野球選手権大会記念宮崎大会で優勝を果たしました。第1回戦からどの試合も緊迫した試合が続き、試合を経るごとに選手たちの心技体が整っていく姿を見て、高校生のもつ潜在的な力に圧倒され感動を覚えたところです。準決勝につづき決勝でも劇的なサヨナラの演出は、「女子高から宮学へ」と移行しても長きにわたり応援していただいた卒業生、保護者、地域の方々、教職員などなどの心意気がそうさせたのかも知れません。8月6日から始まる甲子園大会に向けて、野球部一人一人の更なるを期待するとともに、甲子園での一戦一戦が最高の舞台になるよう学校全体で支えていきたいと考えています。

令和5年7月27日
校長 押 方  修

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