国内最大の美術展である「日展」におきまして、本校卒業生の酒井華さん（現大分県立芸術文化短期大学専攻科１年）の作品が、見事初出品で初入選＆特選に選ばれました。

酒井さんは高校時代に美術部に所属し、部長を務めながら３年間にわたり数多くの絵画作品で受賞を果たしてこられました。

卒業後も美術の勉強を続けるために大分県立芸術文化短期大学に進学。彫刻を勉強することで「人体の構造」をより深く理解し作品に活かせたらと思い、「彫刻」を専攻されていました。

今回出品した「ルームウェア」は、慌ただしい現代社会においてゆっくり休むことの大切さを訴えかけようと、部屋でリラックスしている自分自身をモデルにしています。制作するにあたり“洋服のしわや質感”を大切にしたとのことで、その素材感が見事に表現されています。

この作品が完成した際、自ら先生に「日展」出品の意向を伝え、２作品目にして素晴らしい快挙を成し遂げました！

受賞に対し、酒井さんは「まさか特選に選ばれるとは思ってもおらず、ホームページで確認したときは手の震えが止まらなかった」とのこと。

美術の世界で自身を表現し続けてきた酒井さん。日展特選受賞、おめでとうございます！

酒井さんの作品は今月４日から２７日まで東京の国立新美術館で展示されています。