メニュー
  • ホーム
  • 宮崎日日新聞に掲載されました

高等学校からのお知らせ

宮崎日日新聞に掲載されました

  • 2021年02月03日
  • 高校トピックス

普通科グローバルコース3年 野田 美里さんの文章が、宮崎日日新聞(2月3日付)9面「窓」のコーナーに掲載されましたのでご紹介します。

「愛」があるから

野田 美里

家の手伝いでレジ打ちをしているとき、いつも2人でいらっしゃるおじいさんとおばあさんがいます。2人はいつもお互いを思い、おじいさんが荷物を持つと、おばあさんは笑顔で「私も何か持ちましょうか」と言います。いつか私も年を重ねてこんな夫婦になりたいと思います。

私の祖父は若い頃に事故に遭い、あまり歩くことができません。だから祖母は祖父に代わって力仕事をし、朝起きてほっとタオルで顔を拭き、手足をマッサージして食事を作っていました。とても忙しく、大変だったと思います。成長するにつれ、それは祖父に対する「愛」があるからだと分かるようになりました。

祖母が他界し祖父は祖母のありがたさに気づいたようです。最近は毎日祖母の夢を見るようです。その話をするとき、祖父の目は優しく、悲しそうです。いなくなって気づく愛の形もあるのかもしれません。

でもそれでは思い残すことが多すぎます。普段から感謝の言葉を伝えること、お互いを思いやることが大切だと思います。