学校評価
令和2年度 学校評価アンケートに見るこれからの課題
令和2年度は、国の緊急事態宣言による学校休校からはじまりました。そのようなコロナ禍の中で行った「学校評価アンケート」において、保護者には「本校に入学させて良かった」という問いについて、生徒には「楽しく学校生活を送っている」とする問いについて、肯定的な評価が占める割合は次のように推移してきました。
H27 H28 H29 H30 R1 R2
高校保護者 : 92% ⇒ 94% ⇒ 95% ⇒ 94% ⇒ 93% ⇒ 91.4%
中学保護者 : 99% ⇒ 92% ⇒ 98% ⇒ 96% ⇒ 93% ⇒ 93.6%
高校・生徒 : 91% ⇒ 90% ⇒ 86% ⇒ 87% ⇒ 95% ⇒ 93.3%
中学・生徒 : 90% ⇒ 89% ⇒ 89% ⇒ 87% ⇒ 90% ⇒ 96.7%
高校の保護者については、入学の満足度は残念ながら3年連続で下降する結果となりましたが、それでもなお、保護者および生徒の満足度において高い数値を維持できました。コロナ禍にありながらも、これまで当たり前であったことが当たり前で無くなった学校生活の中で、学校生活を充実したものにするための努力を怠らなかった生徒の皆さんと、それを応援して頂いた保護者の皆様のおかげと感謝しているところです。
アンケートの結果の中には、改善すべき事項も多く見受けられました。保護者アンケートからは、生徒一人ひとりの個を対象とした学力向上を目指した授業、学校と家庭との連携や情報の共有といった点で改善を図る必要性を見て取れましたし、生徒アンケートからは、進路実現に向けた指導やアドバイスを求められていることや、学習やボランティアに積極的に取り組むといった自主的な取り組みが不足していると感じていることが見て取れます。
また、今回のアンケートでは、本校生徒が学校で行われる行事や清掃、土曜日に行う探究活動「サタデータイム」にも積極的に取り組む姿も数字としてみられました。
今回のアンケートにより、新たに見えてきた課題解決にむけ、学校全体で、教職員と生徒、保護者一体となって、地道に取り組むことで、本校の目指す「安心して通える学校づくり」を推進し、さらなる信頼を得たいと考えています。 最後に、今回の諸アンケートに回答頂きました皆様に、心より感謝申し上げます。本校としましては、この結果を基に、今後ともさらなる高みを目指し、本校の目指す教育に邁進してまいりたいと考えています。