お知らせ NEWS
令和7年度第1学期 始業式 校長あいさつ
2025.04.08
校長室便りみなさん。おはようございます。そして、進級おめでとうございます。
今日は一つのお話、一つのお知らせ、一つのお願いをして、令和7年度第1学期の始業式の挨拶をしたいと思います。
一つの話は、生徒の皆さんが1学年進級したということは、ただ学年が進んだというだけでなく、身体も心も、考え方も、学びに向かう姿勢も、部活動に取り組む心構えも、一つ次のステージに進むことができるきっかけであることを意識して欲しいと思います。次のステージに進むために、自分はこうありたい、自分はこうしたいということを、考えて欲しいと思います。考えがまとまらない人は、メモに書きあげてみるのもよいかもしれません。
ここで大切なことは、考えただけで終わらず、自分はこうありたいとか、自分はこうすると考えたことを、具体的な活動として行動していくことです。すると、具体的な行動を進める中では、うまく進むこともあれば、不安や悩みが起きるかもしれません。しかし、それが大事なのです。
そこで、ああでもない、こうでもないと考えをめぐらし、次の行動へ移していく過程の中で、新しい自分に出会えるのです。自分が今まで考えもしなかった、新たな考え方を見出すこともあれば、自分にはムリと思っていた行動ができるようになっていくのです。そうなった時に、はじめて、自分自身が次のステージに進んでいることに気づいていきます。生徒の皆さん、まずは、しっかり考え、具体的な行動を起こしてみましょう。
次に、お知らせをします。校舎の中に、学習室を新設していましたが、ようやく完成し、学習室の名前を生徒の皆さんから募集し、多くの意見をもらいました。ありがとう。今日、決定した名称について、公表します。
「翠星館(すいせいかん)」となりました。
本日の12時10分から開館式を生徒会の皆さんと行います。その後は、利用開始となりますので、生徒の皆さんで、本日から利用したい人は、どんどん利用してください。
なお、従来の学習室(イングリッシュルームや校長室の上の階の第32学習室)も利用できますので、自分の学習スタイルに合わせて利用してください。基本的な使い方は、「無言学習」「自考・自学」です。生徒の皆さんで、丁寧に、大切に利用して欲しいと考えます。
最後に、3月の終業式では、NHKの番組を見てもらいました。中学生は、見ていませんので、話だけ聞いてください。
1000人の17歳から21歳までの若者が同じ方向を向き、取り組んだ大合唱の番組でした。1000人のそれぞれは、これまで生きてきた環境、性別、心身状況、学校種、職業、考え方は、多様で違っていたけれども、1000人が目標を一つにして取り組む中で、一人ひとりは違っていても、それぞれの個人の持つ考え方に変化を起こし、新たな自分を見出す機会となっていきました。
今、この場にも1000人近い生徒と先生たちがいます。それぞれの違いはあるけれども、宮崎学園という一つの空間と環境を共有し、全生徒の学力向上や心身の成長を目標として、取り組んでいます。
生徒の皆さんには、一人ひとりが次のステージに進むことを期待していますし、そのことが同時に、宮崎学園全体が、これまでの歴史と共に、次へのステージに進むことができると信じています。あさって10日には、中学高校合わせて454名の新入生が加わり、1300名を超える生徒と教職員が、共に生活する学校となります。
新入生にとっては、宮崎学園でのスタートそのものが新たなステージとなります。そして、ここにいる中高の2年、3年生には、一人ひとりが、次のステージに向けて、しっかりと考え、具体的な行動をしている姿を、新入生に是非見せて欲しいと思います。君たち先輩から、多くのことを学んでくれることを期待しているところです。
今年度が、宮崎学園が大きく飛躍する年度となるよう生徒、教職員で頑張っていきましょう。
以上で、令和7年度第1学期の始業式の挨拶とします。
令和7年4月8日 大坪記念ホール 校長 押 方 修